アバター
夜の9時。もう寝る時間だ。
1歳の子どもの歯磨きをしながら、アバターに夢中の4歳娘と夫に言った。
「アバターそんな楽しいん?どういう世界観なん。」
大して興味もないのに、アバターの世界観について尋ねてみる。
「もう今歯磨きせんのやったら、子どもの歯磨きやって寝かしつけてよ~」
「は~い。」
空返事がうまくなった夫。まいっか、1歳の手をにぎり、寝室へ向かった。
「やっぱりな・・」
朝7時になっても起きてこないアバター族の2人。
「おはよ~。起きんのやったら、アバターみたいに顔青く塗っちゃっか~?」
朝のコーヒーを準備しながら、なにげなく発した一言。
4歳娘が急に泣き出して、布団から出てきた。
「いやだ~~~青の人こわい~!!!!」
いやいや。。昨日えらい集中しとったやん。好きで見てたんやないん。
いや、もうこれ確定やな。
今まで言うこと聞かなかったら、アンパンマンに出てくる“ゴミラ”で対応していたけども。
ゴミラは、大好物のゴミを食べて身体が大きくなる。どんどん食べるから、それを見ておびえていた娘。実際そんなに登場しないから、ゴミラの記憶もどこへやら。
今日から、「青の人」採用させていただきます。